私は、タクシーの運転手をしています。
令和３年の７月２日、静岡では激しい雨が降り続いており、電車も運休となっていました。翌３日、伊東市の旅館からタクシーの要請があり、私が行くことになりました。行き先は厚木駅まででしたが、お客さまも大雨の心配から手前の小田原駅までに変更されました。
小田原まで行く道中も雨は降り続いており、道路が渋滞していましたが、無事に小田原駅まで到着することができました。
そしてニュースで報道された、大規模な土石流災害が熱海市の伊豆山で起きたのです。
私が災害現場の熱海市伊豆山を通過したのが午前９時ごろ。土石流の災害が起きたのは午前10時半ごろです。もし私がその時間に走っていたら土石流に巻き込まれたかもしれません。
また、お客さまを当初の予定通り厚木駅まで乗せていたら、帰路も渋滞して大変だったと思います。危ないところを神様に御守護いただき心から感謝しています。
（静岡県 50代男性）
