元気な男の子を授かる
このたびは、子宝をお授けいただき、無事安産させていただきました。
私は、一昨年のある時期、半年間ほど信仰に心を向けられない状態に陥ってしまいました。信者の友人である宅を訪問し、そのことを相談しました。
お互いに信仰態勢を整えることを約束しましたが、私はなかなか実行できずにいました。
一方、相談した彼女は信仰態勢を整えてみたところ、なんと念願だった第2子を授かったことが分かったという連絡がきたのです。
私は全く約束を守れなかったため、さらに自信を失い、このように道が顕著に分かれるものなのだなぁと、とても落ち込みました。
それから数日間は、自分の至らなさに嫌気がさし、悶々としていましたが、時はちょうど年末でしたので、年が変わることをきっかけに、私も心を入れ替えようという決意がようやく固まりました。
まずは1月3日の新年祭に参列させていただきたいと強く思いました。
そして当日は、とても清々しい気持ちで教会に向かわせていただくことができました。
さて、その翌日、1月4日のことです。朝起きた瞬間に何となくおかしいと直感するものがあり、妊娠検査薬で調べましたところ、なんと、私自身も妊娠していることが分かったのです。結婚して1年と少しが過ぎていた頃で、子宝を心から望んでいましたので、この初めての事態に大変感激しました。
友人の場合と言い、自分の場合と言い、信仰に心を向けた途端に子宝を授かるという奇蹟を賜り、本当に驚きました。そして、信仰がいかに偉大で大切なものであるかということを、身をもって分からせていただき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
仕事もなんとか妊娠9カ月の半ばまで続けることができ、無事産休に入ることができました。
そして、予定日を2日過ぎた9月5日の日曜日、陣痛が始まり、その2時間後に病院に入院しました。
入院後、同時期に4人の妊婦さんがいて、その方々の、分娩室での長時間にわたる悶絶絶叫が聞こえてくる中、初産の私は恐怖におののきながらも、心の中で必死に御神語を唱えていました。
分娩室に移動してからは3、4回のいきみで無事出産することができました。
本格的な陣痛は7時間程度だったようで、これは、経産婦並みの短さと言われました。何といっても、助産師さんにも驚かれるほど出血の少ないお産で、他の方のように長く苦しむことなく、アッと言う間のスムーズな安産をさせていただけました。
日曜の夜中という時間帯に陣痛が始まったので、夫に病院まで送ってもらうことができ、希望通り、夫立ち会いのもと、感動の瞬間を迎えることができました。
また、母は、私が陣痛の間ずっと、御神語奉唱をしてくれていました。
産まれたのは、2838㌘の元気な男の子でした。振り返ってみますと、今回の妊娠・出産を通し、命を授かるということが、決して簡単なことではなくどれだけ尊いことであるかを、よくよくわからせていただいたように思います。
「人それぞれ、体質などに応じて、自分に合ったお産をさせていただける」という
教母様のお言葉通り、つわりを通して、自分に必要な体内の浄化現象を賜ったものと受け止めています。
また、信仰態勢はもちろんのこと、食生活や生活態度を省みる大きな機会を頂き、健康の大切さを思い知りました。そして、安産をさせていただき、健康な子をお授けいただけましたことの有り難味を、ひしひしと感じています。
(北海道 女性)