ガラス問屋に勤務している私は、平成13年10月5日の夕方、仕事中に命に関(かか)わる大事故に見舞われました。
配達の仕事を終えて倉庫に戻ると、お客さんがガラスを引き取りに来ていたので、作業を手伝うことにしたのです。ガラスが入っている鉄製のパレットの蓋(ふた)を、通常は二人で開けなければいけないのですが、力に自信のある私は一人で力いっぱい引っ張ってしまいました。すると、蓋が完全に外れ、1枚約80キロのガラス10数枚が突然、体の上に倒れてきたのです…
ガラスは約1トン分の重さで、手で抑えられるわけもなく、私の体はそのまま胸の辺りから前に折れ曲がり、まず前頭部を強打してから、首が曲がり背中にガラスがのしかかってきました。私を挟んで1メートル後方にも同じパレットがあったので、ガラスがそこに引っ掛かり、途中で止まったため、私は完全には潰(つぶ)されないですんだのですが、背中と頭で1トン分のガラスを背負って挟まれた状態だったのです…
すぐに救急車で病院に運ばれ、検査をしましたが、外科医から「特に問題はないみたいですけど、入院しますか」と聞かれました。が、その時には、それほど痛みを感じていなかったので、そのまま会社に戻ることにしました。しかしその晩、背骨と胸が痛み出したため、翌日、整形外科医に診てもらいました。「薬を飲んで安静にするように」と、たくさんの飲み薬を渡されましたが、家に帰ると薬を全部捨て、教祖様に一心にお縋(すが)りしました。
10日後、再度整形外科で診察を受けたところ、医師から「骨が固まるまで3カ月以上かかるけれど、自分に合ったコルセットを作って、それを着けてなら動いてもいいですよ」と言われ、早速作ってもらいました。コルセットを着けてから2週間後、職場に復帰することができ、さらに事故から2カ月近くたった11月27日、コルセットを着けたままでも荷物を持つことが許可され、翌平成14年1月15日には「もう骨も固まっているみたいだし、大丈夫でしょう」と、完治の診断が下ったのです。
実際、同業者で作業中に死亡したり、半身不随になった方もいます。今回、もし1メートル後方に別のパレットがなかったら、即死でした。さらに、脊髄を損傷していたら半身不随になっていたかもしれません。教祖様の御神力によって、命を守っていただいたのです。
事故当時、現場検証に来た警察官も「よくその程度の怪我(けが)で済みましたね」と驚いたそうです。大事故にも拘わらず、大きな怪我もせずに済んだことを御神力の賜物と、今、あらためて感謝しています。
(埼玉県 男性)
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