私は、平成20年の4月7日に60年ぶりの旧友との再開のうれしさに日ごろは一合程度しか飲まないお酒をこの日は度を超した量を飲んでしまいました。
その結果、帰る時に階段から転落してしまい、場所が東京であったため、東京・千駄木の日本医科大学付属病院に搬送されました。診断の結果は、「急性硬膜下出血、脳挫傷、外傷性クモ膜下出血、脳内出血、頭蓋骨骨折」というものでした。
この時の医師の説明では、「かなり危険な状態で命の保証はできない、もし意識が戻ったとしても植物状態の可能性が高い、治ったとしても認知症状、知能低下で四歳ぐらいのレベルにしか戻らないだろう」と家族に伝えられたとのことでした。
入院2日目には左手両足は動ごくものの右手は全く動きませんでした。
3日目には意識もなく左手の力も弱くなり、脚の動きも少なくなりました。右手は相変わらず全く動かない状態でした。
教会の方たちのご指導と地域の信者の方々の助け合いのお参りのもと、娘が神様の御力こもる御供物を看護師さんに気付かれないように、頭、そして全く動かない右手、胸や口の中に必死で使わせていただいたそうです。
御神力を頂き、入院4日目の4月11日に娘が御供物を口に入れると、私はつぶっていた目をはっきりと開いたそうです。そして娘にスポイトに入れた御供物のひとつの御神酒を「これは何か分かる?」と聞かれると「御神酒だよ」と質問に答えることができました。この日を境にして本当に少しずつ意識がはっきりしてきて全く動かなかった右手も少しずつ動くようになってまいりました。
日本医大に入院中、家族が医師より「このような頭の症状で入院治療していても肺炎で亡くなる方がとても多いということを理解していてほしい。例外なく、高齢のため100パーセント肺炎になりますから覚悟していてください」と言われたそうです。
私は口からも、また胸にも御供物を使わせていただいたため、100パーセントと言われた肺炎も起こさずに済みました。
入院当初に集中治療室に運ばれた私は、2日後には集中治療室の中でも最も危険な状態の方のいる3人部屋に移されましたが、その部屋の中で3日後には少しの時間ですが車いすに座れるようになっていました。それに気付いた看護師さんたちが皆、目を丸くして「えーっうそでしょう?」と驚きを口にしたほど奇蹟的な速さで回復しました。
そして入院から16日目の4月23日に退院の許可が下りて、リハビリのために山梨のリハビリセンターに転院しました。リハビリの間に慢性硬膜化血腫になりましたが、適切な処置をし、8月15日には無事に退院し自宅に戻ることができました。
月に一度は経過観察のため日本医大に行き、診察をしていますが硬膜に出血が起こることなく、元気に過ごしています。
一時は動かなかった右手も日常生活に不自由することなく使うことができるようになり、筆を使って千葉地区合同の集いの掲示物を書くことができるほど、良くしていただきました。本当に有り難く、心から感謝しております。
(千葉県 男性)
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