東日本大震災 自宅の前で津波が止まる

宍戸さん
無意識に予定を変更し、津波から免れる
 私は、震災当日、午後から友人と石巻に出かけるつもりで、朝、友人宅に電話をかけたのですが、なぜか10時に行くと言ってしまいました。自分でも意外でしたが、そのまま午前中に出かけました。
 もし、当初の予定通りに行動していれば、間違いなく津波に巻き込まれていました。


 石巻に行った帰りの車中で地震に遭い、危険を感じたので、海から直線で2kmの仙台市宮城野区の自宅へ急ぎました。
 家に着いて海岸の方向を見ると、漆黒の大津波がすべてをのみ込み、わが家に迫ってくるのが見えました。御神力こもるものを自宅から津波に向かって投げながら「水よ止まれ」と叫び続けました。すると津波は家の前で穏やかになりピタリと止まったのです。
 付近一帯では自宅から500~600m先まで水が押し寄せたと知り身震いしました。自宅の前で水の流れが変わり、この一角が中洲のように取り残された形で津波からお守りいただいたのです。
(宮城県 宍戸寛治)