江戸しぐさ 第18回 「そんな偉い人とは知らず失礼しました」は禁句

先入観で人を決めつけてはいけない
 今回は、人と付き合う上で絶対に口にしてはいけない言葉についてご紹介したいと思います。
 世の中には、無粋と呼ぶべき種類の人間がいます。
 この種類の人は、ひと付き合いの上で自分でも気付かない内に無神経で失礼な発言を連発してしまいがちです。皆さんの周りにも、もしかしたら存在するかもしれません。
 江戸に生きる人々は、肩書きは気にせず、皆一律平等と考えていました。
 先入観で人を決め付けるなどもってのほか!初めて会った人が後に身分のある人と知った時でも「そんなに偉い方だとは存じませんでした」などと決して口にしてはならなかったそうです。
 名刺を持たない江戸商人は、なにより自分の目を信じ、第一印象で決めました。偉くない人だったら失礼をしてもいいのかということになるからだそうです。
 相手の肩書きで態度を変えるような人は軽蔑に値すると思います。
 江戸では最も失礼な言葉とされていたそうです。
 このような発言をする人を見ると、本当に情けなくなってしまいます。このような失礼な発言をしている本人が一番、自身を情けなく思うべきだと思いますが・・・。
 いつでもどんな時でも、相手にも自分自身にも気持ちのいいセンスある人付き合いをしてゆきたいものです。